「家は性能」でお馴染みの一条工務店。
高気密、高断熱が特徴であり、全室床暖房や高効率太陽光発電パネル・蓄電池をリーズナブルな金額で採用できるのがメリットです。
ただ、実際の家づくりには莫大な費用がかかります。
いくら住宅ローンを利用するとはいえ、何千万円もの費用がかかります。
そこで、少しでも費用を抑えるために出てきたのがi-smileです。
一条工務店のi-smileってなに?
一条工務店のi-smile(アイスマイル)は完全オーダーの注文住宅ではなく、規格住宅の位置づけです。
あらかじめ用意された4,000通りの間取りプランから自由に選べます。
i-smileの間取りを見るには一条工務店のスタッフにi-smileを検討している旨を伝えなければなりません。
i-smileは専用タブレットで間取りを選ぶ!
一条工務店のi-smileは専用タブレットで間取りを選んでいきます。
4,000通りあるとはいえ、反転された間取りなども多いので、実際は4,000通りよりも少ないでしょう。
また、平屋や2階建て、間取りや方角などを絞っていくと、選べるパターンは数通りになるかもしれません。
間取りパターンを選べるだけでなく、オプション品も選ぶことが可能です。
深型食洗器、タッチレス水栓、アラウーノ、ネオレスト、カップボードなど、オプション品を選んでいくと、合計金額が表示されます。
タブレット一つでどれくらいの金額になるのかわかるので、非常にわかりやすいのがメリットといえるでしょう。
i-smileは太陽光発電と蓄電池を付けなければならない
i-smileの場合、太陽光発電と蓄電池を必ずつけなければなりません。
i-smartやグランセゾンの場合、太陽光発電と蓄電池は必須ではないので、必要ない方は採用しなくても問題ありません。
ただ、i-smileの場合は太陽光発電と蓄電池をセットで付ける必要があります。
追加で費用がかかるものの、10kw以上の太陽光発電と7kwの蓄電池をセットで付けても250万円以下に収まるのが魅力的です。
他ハウスメーカーであれば、蓄電池だけでも100万円以上はします。さらに、太陽光発電についても10kwを載せるとなると200万円台では収まらないでしょう。
i-smileの標準仕様は?
i-smileの仕様はi-cube1に近いといえるでしょう。
- 全館床暖房
- 高気密
- 高断熱
- 全館換気システム「ロスガード90」
- 外壁全面タイル(ハイドロテクトはオプション)
- Low-E ペアガラス
i-cubeとi-smileの比較
i-cube1 | i-smile | |
---|---|---|
設計 | 自由設計 | 規格住宅 |
工法 | 2×6(外内ダブル断熱構法) | 2×6(シングル断熱構法) |
断熱材 | EPS1号相当 | EPS1号相当 |
ハイドロテクト | オプション採用 | オプション採用 |
ロスガード90 | 標準採用 | 標準採用 |
全館床暖房 | 標準採用 | 標準採用 |
全館さらぽか空調 | オプション採用 | 採用不可 |
窓ガラス | Low-Eトリプルガラス(クリプトンガス) | Low-Eペアガラス(アルゴンガス封入) |
窓サッシ | 樹脂サッシ | 樹脂サッシ |
天井の高さ | 1F:2400mm 2F:2400mm |
1F:2400mm 2F:2400mm |
免震システム | 採用不可 | 採用不可 |
一条工務店の自由設計注文住宅とそこまで大きく変わりません。
規格住宅であるi-smileであっても、十分に一条工務店らしさを味わえるでしょう。
一条工務店のi-smileの注意点は?
i-smileはあくまでも規格住宅です。
そのため、「ここに書斎が欲しいな。」「ここはペットのスペース」「リビングはもう少し広くしたい!」という希望は基本的にできません。
地域によっては若干の間取り変更で対応している場合もあるようです。
というのも、東京都を含む関東圏や大阪府では土地の広さに制約があることから、i-smileを希望していてもサイズ感が合わないのです。
そのため、特例として一部の間取り変更に対応している場合があるとのことでした。
まとめ
i-smileは規格住宅なので完全に自由設計ではありません。
ただ、プロの設計士が考えた4,000通りの間取りの中から自由に選べるので、希望の間取りがきっと見つかるでしょう。
あらかじめ間取りが用意されているので、その分費用を抑えることができ、お得に一条工務店の家を建てられます。
さらに、太陽光発電と蓄電池を必ずつけなければならないので、地域や使い方によっては非常にお得になるでしょう。
つくね世帯は完全リモートワークで家にいることがほとんどです。
日中はフルに電気を使用しています。
また、土地的にも日当たりが非常によく、周りに障害物もないので、メリットが大きいと思います。