一条工務店では平屋と2階建ての両方を検討しており、i-smartやグランセゾンなど、さまざまなパターンを提案していただきました。
i-smartの平屋、グランセゾンの2階建てなど、つくねの要望をしっかりとヒアリングした上で敏腕営業さんが図面を書いてくれ、とても検討しやすかったのが印象的です。
今回は最後の最後まで検討していた一条工務店の気になる見積もりを紹介します。
※最後の最後まで検討していたのはグランセゾンの平屋と2階建て
※金額については正確な金額ではなく、「約」で統一しています。
i-smartの平屋の見積もり
(※出典:一条工務店公式ホームページ)
一条工務店では①建物本体工事、②建築申請・諸費用、③付帯・屋外給排水、そして④標準仕様外の4つの項目に見積もりが分けられています。
- 建物本体工事
- 建築申請・その他業務諸費用
- 付帯・屋外給排水・雨水排水・浄化槽・ガス配管工事
- 標準仕様外・太陽光発電関連工事
では、それぞれの項目ごとに金額をみていきましょう。
建物本体工事
一条工務店では各シリーズごとに㎡単価というものが定められており、建物本体工事費用は「施工面積×㎡単価」で算出することが可能です。
一条工務店のi-smart(平屋)の場合、㎡単価が約24.7万円なので、100㎡であれば24,700,000円ということになります。
つくね宅の場合、95㎡ほどだったので「95㎡×24.7万円=23,465,000円」でした。
建物本体工事は建物の大きさと㎡単価から算出するだけなので、非常にシンプルといえるでしょう。
施主にとってもわかりやすいので、「安心感」のある見積もりですね。
建築申請・その他業務諸費用
建築申請・その他業務諸費用には確認申請や中間検査申請などの費用が含まれます。
気になる金額は・・・約22万円でした。
ちなみに営業さんによって若干項目の内容が異なるようです。
ほかの一条工務店施主さんの見積もりをみてみると、「建築申請・その他業務諸費用」に長期優良住宅手続きの費用が含まれていました。
しかし、つくねの場合は「建築申請・その他業務諸費用」に長期優良住宅手続きの費用は含まれず、別の項目に記載がありました。
項目内容の違いは様々な理由があると思います。
各支店(販売会社)のフォーマットの違い、はたまた建物工事費合計額を「安く見せる」ためなど・・・。
真相はわかりませんが、同じ一条工務店だからといって項目に含まれている内容が同じとは限らないということを覚えておきましょう。
付帯・屋外給排水・雨水排水・浄化槽・ガス配管工事
付帯・屋外給排水・雨水排水・浄化槽・ガス配管工事には水道関係の工事が含まれています。
- 屋外給水設備工事:23万円
- 屋外排水設備工事:22万円
- 屋外雨水設備工事:19万円
- 浄化槽:64万円
- 量水器設置工事:4万円
- 敷地状況による特殊費用:27万円
- 水道別途工事:後日見積もり
合計:約159万円
標準仕様外・太陽光発電関連工事
標準仕様外・太陽光発電関連工事にはオプションや基礎工事などが含まれています。
- ベタ基礎:71万円
- アンテナ工事:5万円
- 電気工事:10万円
- タッチレス水栓:2.8万
- 深型食洗器:1.5万円
- アラウーノS160:5.2万円
- 玄関ドアリモコンキー:7万円
- 地盤改良費:調査後見積もり
- 敷地状況による特殊費用:後日見積もり
- 残土処分費:工事着工後見積もり
- 特別運搬費:工事着工後見積もり
合計:約102万円
残土処分費と特別運搬費が着工後の見積もり・・・?
結構リスクが高いというか怖い部分ではありますよね。
i-smartの気になる合計金額は?
(※出典:一条工務店公式ホームページ)
①建物本体工事、②建築申請・諸費用、③付帯・屋外給排水、そして④標準仕様外の4つの項目を足した金額が建物工事費の合計金額になります。
建物本体工事:23,465,000円
建築申請・諸費用:22万円
付帯・屋外給排水:159万円
④標準仕様外・太陽光発電:102万円
合計:約2629万円(税抜)
消費税:約262万円
合計:約2891万円(税込)
ただ、お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、標準仕様外・太陽光発電関連工事の項目なのに太陽光発電の費用が計上されていません。
そのほか、長期優良住宅申請費や設計報酬なども含まれていないのです。
つまり、これだけでは太陽光発電付の希望の家は建てられないということ。
実際、太陽光発電や蓄電池は「その他工事」という項目に記載されており、約251万円でした。
2891万円+251万円=3142万円
一条工務店のi-smartで3142万円の28坪ほどの平屋を建てるには3142万円かかるということ。
※太陽光発電や蓄電池を省けば2891万円です。
ちなみに13.75kwの太陽光発電と7kwの蓄電池を採用した場合の金額です。
ほかのハウスメーカーで13.75kwの太陽光発電と7kwの蓄電池を採用するには251万円では収まらないでしょう。
その点、一条工務店では比較的リーズナブルな価格で太陽光発電と蓄電池を採用することが可能です。
大容量の太陽光発電と蓄電池がついて3142万円。
これを高いと思うか安いと思うか、はたまた適正だと思うかは人それぞれ。
つくね宅はこの金額自体には納得していました。
ただ、やはり引き渡しまでの時間が長すぎるというのがネックでしたね。
まとめ
今回は最後まで悩んだ一条工務店の見積もりを紹介しました。
最終的にトヨタホームで平屋計画を進めることになったのですが、金額的にはあまり大きな差はないという印象でしょうか。
もちろん、設備や仕様が異なるので、比較するのは難しいのですが・・・
とはいえ、満足できる家を建てられるかが非常に重要だと思います。
また、機会がありましたらトヨタホームの平屋の見積もりを公開しちゃいますね!