地縄の確認と近隣挨拶をおこない、待ちに待った工事スタートです。
つくね宅では実際に着工する前に「土入れ工事」というものをおこないました。
つくね宅は母屋の横に平屋を建てるのですが、平屋の大きさや屋根の大きさの関係で、敷地を少し広くしなければならないとのこと。
とはいえ、周辺の土地もつくねの所有地なので、実際に敷地が広くなるというよりは、宅地部分を広げるといったイメージです。
土入れ工事とは
そもそも土入れ工事とは、文字通り土を入れるための工事です。
土地を使いやすくするために必要な工事であり、高低差を調整するために不要な土地部分を削ったり(切土)、新たに土を盛ったり(盛土)する工事がおこわれることがあります。
さらに、高低差を調整する場合は周囲の土砂が流れ込みやすい環境となることがあることから、それを防ぐための工事(土止)もあります。
土入れ工事というのは、家を建てるために土地自体を平坦にするために土を入れる工事です。
場合によっては高低差を調整するために土地を削る切土工事と組み合わせておこなうことも少なくありません。
つくね宅の場合は土入れ工事と盛土工事をおこないました。
なぜ土入れ工事が必要なの?
そもそも、なぜ土入れ工事が必要なのでしょうか。
一般的に、土入れ工事をおこなうのは、土地を平坦にするためです。
ただ、つくね宅の場合、もともと納屋が建っていたところなので、土地自体は平坦です。
つまり、平坦にするための工事は必要ないということ。
では、なぜ土入れ工事が必要だったのでしょうか。
それは、建物と屋根の大きさに関係があります。
冒頭でもお伝えしたとおり、周辺の土地もつくねの所有地です。
しかし、それぞれ地番や地目が異なるので、自分の敷地だからといって、それぞれの土地をまたいで家を建てることは法律上できません。
※分筆や合筆、地目変更等の手続きが必要です。
つくね宅を正面から見るとこのような感じです。
そして、東側に盛土をしています。
なぜこの工事が必要だったかというと、実は盛土をしている部分は建物が建つ予定の敷地と異なる敷地(地番)なのです。
さらに、高低差が60cm~80cmほどあるので、平坦にしなければなりませんでした。
ただ、図面を見ると、もともとの敷地に収まっているので、盛土が必要ないのでは?と思われる方もいるでしょう。
実際、つくね自身も思っていました。
どうやら、法律上必要あるようです。
というのも、屋根が関係しているとのこと。
図面を見るとわかるように、基礎部分はもともとの敷地に収まっているのですが、屋根が東側の別の敷地にまたがってしまっています。
これが問題なのです。
そのため、トヨタホームからは軒の長さを短くすることを提案されました。
しかし、絶対に軒を短くするのはイヤだったので、すぐにNGを。
軒の長さを確保するためには、どうしても盛土をして敷地を拡張する必要があったのです。
実際の工事のビフォーアフター
実際の工事ビフォーアフターを紹介しますね。
ビフォー
アフター
ビフォー
アフター
ビフォー
アフター
このような感じになりました!
2mほど東側に伸びています。
ただ・・・まだこれで完成ではありません。
まだまだ盛土をしなければならないところがあるので、引き続き土入れ工事がおこなわれるようです。
土入れ工事費用は?
軒を短くすれば必要なかった工事だったのですが、どうしても軒を短くすることに納得できませんでした。
そのため、やむなく工事をおこなったのですが、どのくらいの費用がかかったのでしょうか。
結論からいうと約80万円です。
この金額を高いと思うか安いと思うか、そして妥当だと思うのかは人ぞれぞれですが・・・。
実際の工事をみてみると、納得の金額だなと思いました。
というのも、土入れに必要な土がトラックで運ばれてくるのですが、1回や2回だけでは済みませんでした。
何度も何度もトラックが往復しており、作業は丸2日かかっていましたね。
おそらく、人件費とトラックによる運搬代が高額になった理由でしょう。
とはいえ、工事が順調に進んでいるので、なによりです。
まとめ
今回の土入れ工事についてですが、建物や屋根の大きさによっては必要がない工事でした。
実際、軒を短くすれば、今回の土入れ工事は必要なく、80万円近く減額できたのです。
ただ、やはり軒を短くするという選択肢はつくねにはなく、土入れ工事に至りました。
土入れ工事は面積や土の量によってかなりお金がかかります。
こんなにかかるんだ・・・とあらためて思いましたね。